セレブの裏の顔

自己愛性パーソナリティ障害 1型

自己愛性人格障害 – 5つのタイプ(20206月現在)

以前は2タイプと言われていましたが、色々なタイプが明らかになってきています。 その専門家により色々な分け方がありますが、Dr Ramani Durvasula提唱しているものは次の5つです。
1型、有害ナルシスト Malignant/toxic narcissist
2型、典型的、誇大・尊大ナルシスト Classical Grandiose narcissist
3型、隠れ・ぜい弱ナルシスト Covert/vulnerable Narcissist
4型、公共ナルシスト Communal narcissist
5型、無害ナルシスト Benign Narcissist

私が知っている自己愛性人格障害は 
主に1型ですが、 もちろん2型や3型が少しずつ混ざって
色々なバージョンがあります。

1型の特徴

1型の有害ナルシストがカウンセラーの中では一番危惧されています。
理由はモラルハラスメントとわかる言動のサインがないために発見されづらいそして気づき辛いからです。

特徴としては ほとんどサイコパスのように、他人を自分の有益のために使い倒します。
相手の良心につけこみ、平気で嘘をつき、騙します。
自分が得するように組織を利用します。
このタイプの多くが社会的に成功していたり、その周りにいます。
自分がやっていることに一応ちょっとためらいを感じるというところがサイコパスと一線を画するところです。
ずるいけど、やらないとね、より良い自分の未来のためには必須だから。
みたいに一応感じているということです。
サイコパスにためらいはありません。
 
ものすごく巧妙な手口で、意地悪で、悪質だから、良心が痛むのだけれども、それでも結局やる他ない。

という心理だそうです。

華やかな舞台の裏で

1型は、カリスマ性があり、とても魅力的で、自信があって、成功していて、大きな会社の社長や政府でトップだったりします。
とにかく、どうやったらそうなるのか仕組みを理解しているのです。
決断力があって、頼もしい。
そんな会社の社長さん、政治家さん、実力、才能があって、ビジネス力のある、慈善家、俳優さん、ミュージシャン その周りにいる業界人などに多い1型。 

周りにはわからない閉ざされた世界。

成功者の周りにもたくさんいる1型

自己愛性パーソナリティ障害1型の人は お金、ステータス信仰の世の中の成功者です。
そして、1型はその周りにも生息しています。

羨望を集めるとともに、そこの地位にたどり着くには、情け容赦なく、それなりの犠牲が伴われるのです。

あのクイーンの映画、「ボヘミアン・ラプソディー」を観たことがありますでしょうか? フレディマーキュリーについた、あの嘘つきマネージャーは1型です。 親しいふりして、無害なふりして、まるで「あなたのことを思っています。」というふりをして、周りのバンドメンバーから巧みに離していく。

ちょっとした心の隙を狙ってくる。

1型に目をつけられたら、ちょっとやそっとでは、見抜けない。

だからと言って、家族や、周りの人がその犠牲になる必要はない。
そして、今、あなたが、あの時のフレディマーキュリーになっているかもしれない。
イエスマンで、囲まれていたら、要注意です。

大輪の花に寄っていく寄生虫のようなもの。
セレブの近くに生息し、きらびやかな世界を堪能する。

あなたが、社長、ファッション業界、俳優、ミュージシャン、政治家、他で、孤独が増してきたら、要注意です。

あなたをいいように利用している人がいるかもしれない。
利用したり、されたりするのが、当たり前の業界もある。

大きなことを成し遂げるために、削ったものは、取り返しのつかないほど、大きなものだった、ってこともある。

家族も友人もわかってくれないかもしれない。
薄々、利用されているのを気づいていても、後戻りできないこともある。

そして、そんな魅力的な自分を、責めたりしないでくださいね。

そうなってみないとわからない苦しみが、光り輝く人には、あるから。

 

 

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